個人の自己破産申立件数一覧(グラフ):平成20年までの推移

個人の自己破産申立件数の推移

平成20年の1年間で自己破産の申立をした自然人は、129,508人でした。
ちなみに平成19年は148,252人、平成18年は165,917人、平成17年は184,422人、となっいましたので、
平成15年をピークとして減少傾向にはあります。
しかし、減少した理由としては、平成13年より施行された個人再生手続きや、平成14年より施行された特定調停手続きなどの、周知・普及でその利用件数が増えたこと、および弁護士や司法書士による債務整理(任意和解)手続きの利用が増えたことなどが大きな要因をなっていることもあり、多重債務者が減ったと安易に解釈することは出来ません。
まだまだ、借金問題に苦しんでいる人・破産状態に陥っている人は多く、その数は全国で150万人ともいわれております。
ちなみに、平成11年から平成20年までの10年間だけで自己破産申立を行った個人は172万人を超えています。
これを、現在の日本の人口(1億2千700万人)で割ると、過去10年以内の間に全国の人口の74人に1人が自己破産の申立をしたことになります。

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